2019年選曲について
来年の選曲についてですが、今年が30回記念ということで、思い出の曲になったわけですから、来年こそ冒険的に新しい曲に挑戦するべきだと思います。たとえば、具体的な提案はないけれど、三ステで現代邦人の組曲はどうでしょうか。
それから、別の資料で自分の曲も提案したいと思います。これは、あくまでも実験的なので、本番が終ったらすぐ歌ってみて欲しいです。僕の意見では、一番良くできている二番の曲から練習できれば幸です。今のところ、録音が勿論ありませんが、パートを入れたキーボードを付け足したので、分かりいいかと思います。息子(次男)に合成を頼んでもいいけれど、そういうのをさけて、本来の楽譜から作り上げていきたいです。
それから、「アカペラの魅力」と言うようなステージを提案したいと思っています。
選曲会議に集まって、曲をいきなり聞いて、演奏するかどうかを決めるというのは無理だと思います。そのため、前もって(何回か)聞いてから考えるようにお願いしたいと思います。そのため、お推めしたい曲の音声と楽譜リンクをここでまとめています。
「アカペラの魅力」 (提案)
ポイントは、ルネッサンス時代には、無伴奏な合唱しかなかった。それから、バロックから古典、ロマン時代を経て、ほとんどオーケストラ又はピアノ伴奏が定番になった。20世紀になったら、またその「アカペラの魅力」が再発見され、いろんな作曲家が「無伴奏合唱」のための曲を作って来ました。次に、無伴奏専門合唱団も現れ、たとえばSwingle Singers (1960年代?)、Kings Singers (1970年代?)、VOCES8(2010年代)、など。ポピュラー音楽も。。。
- 中世 音源(キューバの合唱団) 音源 楽譜 モンテヴェルディ Ah dolente partita 超綺麗 某テノールに言われましたが、Ecco mormorar l'onde はテノールの出だしの負担が重いです。これは、女声がそのかわり... 出だしのソプラノ上下の半音は非常に現代的ではないでしょうか
- 中世 音源 楽譜 モンテヴェルディ A un giro sol de begl'occhi
- 19世紀 音源 楽譜 Pearsall "Lay a Garland" 死ぬ前に絶対歌いたい曲…
イギリス人Pearsallのマドリガル。19世紀の曲なので、例外と思われるかもしれませんが、実は19世紀の音楽ではなく、中世流の曲です。作曲家は、学者で,非常に忠実にその時代の曲を作りました。八声なので,難しい方でしょうが、音符自体が難しいより、合わせるのが時間がかかると思いますので、八人で歌えばいいでしょう。つまり、歌いたい人が八人いれば、何回か集まって歌い込むまで練習してから、先生と指導を受ける。
- 20世紀 音源 (楽譜あり)武田の子守歌 キングスシンガーズのバージョン("Takeda lullaby")
- 20世紀 音源 (楽譜あり?)武満徹「うたうだけ」
- 20世紀・軽 音源 (楽譜あり)Cielito lindo ラテン系、ボイスパーカッションなどを含める
- 20世紀・軽 マリオブラザーズテーマ曲 三人、いわゆる「八ビット音楽」だそうですが、詳細不明
- 現代 音源 楽譜(あり)Ola Gjeilo: Pulchra es, amica mea
- 現代 音源 楽譜 Gjeilo Ave generosa 12世紀ドイツのHildegard von Bingenの詩。作曲家は若いノルウェイ人
Ola Gjeilo (他の曲豊富あり Unicornis Captivatur, Amica mea, pulchra es, などなど Youtube参照)
- 現代 Chandler 三つの無言小曲 別に話しましょう。
ステージ構成
大体時代の順。中世が一、二曲なら、その後ちょっとの話。軽音楽っぽい みなさんが知っている曲も入れるというのも重要と考えています。
話の内容
「アカペラ」って…由来… 中世で「教会流」の意味。何世紀か姿を消して、20世紀でまた人気が出た。